2020年7月8日 【mission

「自作ルアーでブラックバスを釣りあげる!」キャッチ&リリースの意義と釣り具準備【mission②-1】

自作ルアー

任務だ。依頼者の「ソリマチ」から、新規依頼の問合せが入った。

 

mission開始だ。

 

内容を下記に記す。

 

・ソリマチが自作したルアーでブラックバスを釣ってほしい

・使い勝手の検証

・他メーカーのルアーとの比較

・耐久性の確認

・以上を8月までにまとめてレポートし報告してほしい

 

見ての通り、魚釣りの依頼だ。どうやら「ソリマチ」は自作したルアーを某メーカーに卸したいと思っているようだ。

 

しかし、ソリマチは本業の方が多忙らしく、今回たまたま見つけたこのサイトで依頼する運びとなったそうだ。

 

魚なんて素手で仕留めて食うのが手っ取り早いが、一般的に世の中ではこの下らない器具を使って捕まえるのが流行っているらしいな。俺には到底理解できん。

 

さらに、キャッチしてリリースするのが主流らしい。何故だ?リリースするのは何故なんだ?キャッチする意味がないじゃないか?食べもしない魚を捉えてリリースする、これ程無益なことは無いだろう。バカじゃないのか?、、おっと口が滑った、すまん、冗談だ。

 

とりあえず、依頼には全力で応えなければならない。一先ず、キャッチしてリリースする意味について、アメリカ特殊戦闘部隊時代の戦友、諜報員「K.ジーニス」に聞いてみようと思う。

 

キャッチしてリリースの意義

キャッチの意義「捕まえる過程を楽しむ」

K.ジーニスにTELしたところ、どうやら彼は落とした結婚指輪を回収すべく、今、数日前に潜入したばっかりの中国最大級の機密保持施設のサーバールームに再度潜入しているようだ。

 

よくこの短期間に2度もその施設に潜入できるもんだなと感心していたが、彼からすると逆に狙い目らしい、「まさかこの短期間に2回目は来ないだろう」、の中国側の心の隙をつくようだ。まさにプロの考えだ、こいつには感服する。

 

「あ、それはたぶん、キャッチする過程を楽しんでいるのだと思いますよ。」

 

K.ジーニスは、サーバールームで落とした指輪を探しながら丁寧に答えてくれた。キャッチする過程、か。なるほど、あの器具を使って魚を引っ掛け、暴れまわる様を楽しむって事だな。

 

「あ、指輪みつかりました!。。。く、すいません!一旦切ります!」バキューン!

 

どうやら無事、指輪は見つかったようだが、監視兵に見つかったらしく、今銃撃戦を繰り広げているようだ。。クソ!死ぬなよK.ジーニス!

 

 

リリースの意義「美味しくない」

そういえばリリースの意味がわからんままだな、なぜ食わずにリリースするんだろうか。俺はK.ジーニスに再度TELした。

 

彼は激しい銃撃戦を必死の思いで潜り抜け、右腕を負傷しながらもナパーム弾でこじ開けた地面の穴から下水に用意しておいた逃亡用のボートで逃げる最中だった。そんな中、俺の「リリースの意義」について回答してくれた。

 

「リリースするのは、おそらく食べたくないからです!ブラックバスは美味しいとされていませんからね!」

 

「あ!あとRさん釣り道具一式持ってませんよね!?多分キャシー教官の親父さんが釣り具店を経営してたと思います!レンタルできるかもしれませんよ!く、追手が来ました、一旦切ります!」

 

くそっ!絶対に生きて戻れよK.ジーニス!そしてありがとう!

 

なるほど、「まずい」から食わずにリリースするのか。。引きを楽しむだけ楽しみ、それが終われば用済みだと。なんとも都合のいい魚にされているな。ネタが無いから仕方なくD級のエロ本で抜いた後一気に冷めてその本を投げ捨てるあの感覚に似ている気がする。

 

道徳に反するな、捉えた魚はなんであれ、俺は食べる。

 

よし、それでは足りない釣り道具をレンタルすべく、キャシー.Hに連絡するとしよう。

 

 

アメリカ特殊戦闘部隊「極秘任務ミーティング」

アメリカ特殊戦闘部隊隊長時代の教官「キャシー.H」にTELしたが、一向に出ない。40回ほどかけたが、どうやら着信拒否しているようだ。ああ、男だなこれは、あいつ、男とうつつぬかしてやがるな。

 

と思った矢先、キャシー.Hよりmailが入った。

 

。。が、とても見せることが出来ない。。5000文字超の長文mailだが、9割9分、俺に対する罵詈雑言が並んでいるからだ。とにかく、言葉遣いが汚い、fu〇〇とかbi〇〇とか、ありとあらゆるこの世の全てのスラングが散りばめられている。めっちゃ切れてる。

 

どうやら彼女は今、次の極秘任務のミーティングを行っているらしく、釣り道具レンタルの話どころではないらしい。とにかくめっちゃ切れている。

 

ところが最後の一文に、キャシー.Hの親父の連絡先が書いてあった。ありがとう、キャシー.H。早速、親父にアポを取ってみた。

 

 

釣り具レンタル

キャシーの親父にTELすると、快く相談に乗ってくれた。親父はとても気さくで、ユニークで、かつ紳士的だ。とうていあの女の親父とは思えないほどである。

 

親父はキャシー.Hから俺の事をよく聞かされていたようで、娘の戦友という事もあり「無償」で釣り具一式をレンタル貸し出ししてくれた。本当に、恩に着るぜ親父。この借りはいつか絶対に返そうと思う。

 

後日、俺の住むシェアハウス「テスラハウス」に、釣り具一式が届いた。

 

よし、準備は整った、次回はどっかの池に赴き「mission」を遂行しようと思う。

 

 

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プロフィール

アメリカはテキサス州生まれ。孤児院で育ちスラム街の連中と共に窃盗を繰り返す。8歳で武芸の達人と出会い、11歳でアメリカの特殊戦闘隊隊長に任命される。その後3年間は世界各国を極秘に飛び回り、任務を遂行。15歳で隊から抜け出し、現在は日本で一般人として暮らす。

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